
タイトル:サウスパーク
監督:トレイ・パーカー
マット・ストーン
形態:テレビアニメ
既か未か:未
『サウスパーク』を最近観てます。
WOWOWオンデマンドは偉大。このブログで『野原ひろし 昼メシの流儀』のことを書いたのもそうだが、ながら見できるアニメに飢えてます。と言うわけで辿り着いた『サウスパーク』。知らない方向けに本当に念の為に説明すると、アメリカの大人系風刺コメディです。シンプソンズとかみたいなもん。日本でこれにあたるアニメはパッと思いつかないですね。カウンターカルチャー的なアニメがあったらそれだと言えなくもない。
別に全然順番通りにも観てないですし、観終わってすらない、気になるエピソードを摘んでるだけですがせっかくなので好きだった回について書いてみます。先に好きなキャラを描いておくと一番好きなのはウェンディ。これは後々書きます。他に好きなキャラはアイク、バターズ、ケニーとかかな。感想書いてるエピソード見たらわかる通り、彼ら彼女らの出演回ばっかりです。
ではまとめていきます。なお、記載はWOWOW版のサブタイトルと順番です。
ネタバレあり
S8EP12『ヤリマンブーム到来』

パリス・ヒルトンがサウスパークにお店を開く。町の女の子がみんな堕落していく中、ウェンディだけはモラルを訴える。(WOWOWオンデマンドより引用)
早速最低のサブタイトルが来てしまった。でも爆笑しましたね。パリス・ヒルトン、個人的にはあんまり詳しくないんですが日本で言うと誰なんだろう。若者の支持を集めていると言う点ではしなことかになるのか?詳しくないからよくわかんない。
内容はあらすじのまんまで、街に来たパリスの影響で町の女の子がビッチになっていくというものです。それにウェンディだけは乗っていけない。この軸と並列してバターズがパリスのペットにされるという軸が進んでいきます。
散々パリス、および若い女の子を馬鹿にしまくってるが、まあ社会的なこととか考えたら笑えなくなってきそうだったりする。そうなりそうなタイミング(そもそも30分アニメなのでそこまで考える前に終わってしまうが)でヤリマン対決でファンタジーの世界に持っていくのはちょっと卑怯だけどうまいやり方だと思う。
というかこの話は主題もいいけどサブ的なギャグも結構楽しくて、パーティーに呼ばれたがるカートマンとかバターズの両親が金のために何としてもバターズを売り飛ばそうとするシーンとかが一番楽しみました。パリスが2億ドル用意するまえにバターズが炭鉱で働いて用意できたら売るのはナシとかいう不条理すぎるところも笑った。
男性のいわゆるヤリチンは男の中では愚かなものの「勲章」になってしまうのに対して、女性はその逆なのは本当に色々考えさせられるんですがここでは一旦やめておこう。『プロミシング・ヤング・ウーマン』とか見返した時にでも書こうかな。
S9EP9『未来装置の秘密』

未来を予知できる装置を女子から奪うべく、カートマンはバターズを女装させ、女子グループに潜入させる。(WOWOWオンデマンドより引用)
学校で男女の勢力に分かれる展開はキッズアニメ感があっていい。というか普段のサウスパークが全然そんな感じじゃないからこそ、子供っぽいことをしてると自分の小学生時代とかが思い起こされていい。
この回もまた、未来装置を奪いにいくメインプロットより、サブの方が好き。バターズが女装して潜入するために本来のバターズを一度偽装自殺させるけど、バターズの両親は悲しみに明け暮れて黒魔術でバターズを復活させようとする。この展開だけで最後どうなるかわかると思うが予想通り面白かった。
バターズ自殺偽装翌日の偽装を知ってる男子はもちろん、女子ですらも誰も悲しんでない様子も面白かった。もちろん生きてるバターズが実家に戻った際、黒魔術で復活した悪魔だと思われて厳重に鎖で監禁されてるところがハイライト。
なんだか(自殺以外)大したことないことをやってるだけなのに当人らにとっては大ごとに感じられるって言うのが子供時代をすごく感じさせられました。男子群と女子群で分かれてる感じも。
S10EP8『女教師 蜜の味』

カートマンは廊下の見回りをする番になったが、ある教師が生徒と関係を持っていることが発覚する。(WOWOWオンデマンドより引用)
アイク回。主人公陣の一人カイルの弟のカナダ人、アイク。サウスパークのカナダ人は口がぱくぱく動く、適当なつくりなんだけど、アイクは可愛い。
ミニオンみたいな可愛さがある。そんなアイクが担任の先生と恋愛する話。教師、生徒間の禁断の愛。を3歳児と教師でやるのが馬鹿げてて面白かった。個人的な感覚、そして今の所の感覚なんだけど、若人の歳の差恋愛の意味が本当にわからない。年上という点に対して魅力が生まれる感覚はなんとなくもわからなくもないが、この年齢差によって生み出される魅力というものに実際どれくらい妥当性があるのか。
第一能力のある人間なら同世代間でも歳の差を感じさせうる魅力を見せることは可能だと思うし、ならばそれで年下を狙いに行くのはまあちょっと気持ち悪さがあると個人的には思ってしまう。まあ恋愛市場が減っていく、年齢が上がるに連れて同世代と恋ができるチャンスが減るのは仕方ないと思うけども。学生身分なら同級生に限定してもいいのではないでしょうか。まあこんなこと言いつつも可愛い年下に告白されて俺は断ることができるのかという問題には胸張って答えられないかもしれない。残念だ。
先生がカイルに告発されて捕まった際、アイクがカイルの元にトコトコやってくる。
アイク「お前 死んだも同然」爆笑した。バターズもかもだけどアイクの思考が全く読めない感じ(サイコとかではない)が本当にツボだと気づいた。最後心中を止めるシーンもトコトコ歩いてそのままのスピードでUターンしてた。関係ない話の方が多かったけど結構オキニのエピソード。
S15 EP1『ムカデ人間とiPad』

iPadを持っているカイルはiTunesのアップデートも際に利用規約を読まずに同意したところ、アップル社員に拉致される。その規約には「アップル社の新商品開発の試作品になる」という内容が含まれていたのだ。カイルは同じく規約を読まずにサインした成人男女2人とともに口と肛門を縫い合わされ、真のインターフェイス機器「ムカデ人間パッド」と化してしまう。カイルを救いたい父親のジェラルドは、スタンの発案でアップルストアのジーニアス・バーに相談し、同意を無効にできる方法を探るが・・・・ (WOWOWオンデマンドより引用)
Z級映画として名高いムカデ人間回。見たことはないが流石に話は知ってる。主人公の一人、カイルが規約を読まずに同意しちゃったせいで知らぬ間にムカデ人間への改造に承認しちゃってたという話。この規約を読まずに同意しちゃうの天丼がすごい楽しい。サウスパークの視聴者を突き放してくる感じは楽しいのでもっと見たい。だって利用規約全部読んでる奴なんていないだろ?
アニメ内では同意したのはたったの3人だったわけだが現実世界でやったら何百単位のムカデ人間は作れるな、確実に。そしてムカデ人間を見てないから知らんが一番前のやつは結構余裕そうだ。なんかこの回はインパクトと天丼ギャグでめちゃくちゃ笑ったこと以外に書くことはあんまないわ。まあただ、2011年にすでにアップルにデータを吸い上げられることの警鐘を鳴らしてたんだなと考えるとサウスパークも馬鹿にはできんね。
S17EP10『ホビット』

チアチームのリサ・バーガーは自分をでブスと決め込んでいつも自信なさげ。チアも元気がなく、ひとり浮いてしまっている。リサがバターズに好意を持っていることを知ったウェンディは告白するよう勧めるが、結果は惨敗。キム。カーダシアンを理想視しているバターズにウェンディは、キムの写真はフォトショップによる加工写真だと訴える。なかなか信じないバターズに、リサの写真でフォトショップの威力を証明するウェンディだが、その写真が一人歩きし、リサはキム・カーダシアンさながらの人気者になるが・・・ (WOWOWオンデマンドより引用)
この回が一番好き。ヤリマン回と同じく、ウェンディがモラルを保つ回かな。今回のフォトショ加工にも通じるところですが、肌感でなんかやだなって感じるものはあると思うのでそれをジェラってるって言われると「ぐぬぬ」って言う感触があるのはすごいわかる。特に露悪性が支持されるようになってきた現代においては二割増くらいでこの空気を感じるね。
フォトショ加工も今や完全に一般的に支持を得てるものでサウスパークの先見の明があるのか、日本がアメリカの周回遅れなのかはよくわからんが現代がウェンディの生きづらいものであることは想像に難くない。カニエの読み聞かせやみんなの反応からもしかしたら自分はジェラってただけなのかもしれないと思って自分の写真も加工するけど、流れてくるのは涙。って言うエンディングは綺麗で素晴らしいと思う。
このモラルっていうものは曲者ですね。決して軽んじていいものではないけど、個人の利益とよく相反するからね。この辺の問題をうまく扱うべきだが、現アメリカではモラルは完全に地に落ちてるので(もちろん保ってる人もいる)ウェンディは主役にしづらいんだろう。
カニエのホビットいじりとか、キムが加工と言われて本気で泣くバターズとかギャグパートもかなり楽しかったですがやっぱりしんみりするエンドが印象に残ってる。
他にも感想書こうと思った回多々あったんだけど一旦このくらいにしてまたいつか更新しよう。あと、シーズン27は楽しかったので単体で感想書く気がする。