
タイトル:サウスパーク
監督:トレイ・パーカー
マット・ストーン
形態:テレビアニメ
既か未か:未
『サウスパーク』見てる
ついにパラマウントプラスの日本撤退が明日に迫る。(公開時期にはもう終わってる。俺は怠惰だ。)サウスパーク自体は公式が無料で全話上げてるので見ることはできるんだが、吹き替え版とはしばらくお別れ。参ったね。最近見始めたので詳しくはないが、サウスの吹き替えはコロコロ変わってるっぽい。次に出会うときにはまた新しい声優になると寂しい。
現状MAGAに近めのパラマウント下でトランプ批判をやり抜いた『サウスパーク』。パラマウントは今後どうするんだろう。サウスパークって結構ドル箱コンテンツらしいのでパラマウントが手放すかどうか。もし手放されて別会社に行ったら日本でもまた見れるかもね。パラマウントのままじゃもう見れる目処はない。ってか新シーズン制作の許可自体降りるんだろうか。
まあひとまずはさらばサウスパーク。ありがとうサウスパーク。サウスパークよ永遠に!
ネタバレあり
S8EP11『視聴率を求めて』

「スーパースクールニュース」という構内番組が打ち切りの危機に直面する。カートマンたちは視聴率争いに巻き込まれ、視聴者を惹きつけるためならどんな手段でも使おうとする。(WOWOWオンデマンドより引用)
構内番組でニュースを作るスタンらいつメンだったが、クレイグの「広角レンズで鼻デカアニマル」という広角レンズで動物を写しただけの番組に視聴率を奪われてしまう。ニュースの視聴率を上げるために多くの策を打つスタンたちだったが、報道倫理を完全に逸し始める。
黒人のトークンにウケないからという理由で白人みたいな喋り方をさせるカートマン。「見ないと死ぬ」という文言をテロップにしたり、天気予報の最中にパンダと踊り出すなど、ギャグとしてやってるがちょっと前のテレビ局だと普通にやってそうだな。今のテレビ局でも普通にやってそうだ。ネタが思い浮かばなくなったスタンらはヤクに手を出す。
最後にみんなで逃げ出すシーンも含めておもろい。カートゥーンアニメで番組を作る回って製作陣のネタ切れに対する悲痛な叫びが聞こえてきておもろい。セレブウォッチのコーナーでセレブが来ないか探し続けるバターズも良かった。学校の前にセレブが来るはずないのに。
S12EP4『カナダのストライキ』

国際社会に対してインターネットから得られる収益の一部を要求するカナダは長期のストライキに入り、カナダは崩壊の危機に陥る。(WOWOWオンデマンドより引用)
カナダが全国から侮られていることに腹を立てストライキを行う話。ただ、カナダはプライドのためにストライキをしているだけで何を要求すればいいかわからないので最近、勢いを増しているらしいインターネットの売り上げを頂戴することに決める。インターネットの売上という概念がまずよくわからんが、それはカナダ側も同じだ。
カナダ人の弟・アイクを心配したカイルはストライキを止めるため、カナダとコンタクトを取る。カナダが要求するものを渡すため、youtubeでバズりを起こし、換金してもらおうとする。懐かしのネットミームたちが集まるシーンが楽しい。かっこいいリスが一番好きかな。
このエピソードが公開されたのが大体2008年。当時はまだ、バズりのマネタイズがなされてなかったのでカイルたちは「理論ドル」を受け取る。「制度化されるまでしばらく時間がかかるだろうね」いい目線だ。早いとこAIも法整備が整ってほしい。
S13EP14『ピーはおしっこのピー』

プールの尿レベルが上昇し、カートマンたち、特にカイルは困ってしまう。カートマンのマイノリティー嫌いが表面化する。(WOWOWオンデマンドより引用)
プールでおしっこ、みんなしてるよね?の回。俺はしない。アナ雪でクリストフが男ならみんな鼻ほじって鼻くそ食ったことあるって言ってたが、そんな感じの、みんなこれくらいはしてるよね?系。鼻くそはまだわかるがプールでおしっこはちょっとなあ。脳におしっこはトイレでするものという概念をちゃんと植え付けてるので、プールでしてしまったらそのリミッターが切れそうだ。なんかお風呂とかでもやっちゃいそうじゃない?そういう人って。
カートマンのマイリティ嫌悪も良かった。このプールには白人よりマイノリティの方が多いというカートマンに対してその場合、白人がマイノリティと言うカイル。そのことを受け入れられないカートマン。カートマンはマイノリティ側の苦難を自分ごととして考える事ができるのに、自分ではないから差別ができるという貴重なタイプの差別主義者だ。マイノリティしかいない船で生き残るために役割を示そうとしていきなり医者を自称し出す展開で爆笑した。
S15EP10『止めろ!情報リーク』

小学校内のスクープを公表するサイト「センテンスプリング」に生徒たちは夢中。生徒の秘密が次々と暴露され、自分も被害者となったスタンはセンテンスプリング撲滅のために立ち上がる。奇妙な使者たちと共に、「センテンスプリング」を止める事ができるのか・・・(WOWOWオンデマンドより引用)
レミウィンクス回。学校で生徒たちのスキャンダルが広められる。最初はバカにしていたスタンたちだったが、矛先が自分に向くと一変。犯人を探し始める。こんな感じのアホさが楽しめるのは現実世界とサウスパークだけ。一方、かつて他人をバカにしすぎて自殺に追い込んだ経験のあるカートマンは先生たちからスキャンダルの揶揄を禁じられる。先生たちの目的が生徒の自殺を起こさないようにするためと理解したカートマンは先生に協力するもカートマンの方法は他の誰かをもっと揶揄することや生徒全員を揶揄の対象にすることで相対的に解決するというものばかりだった。先生たちはスキャンダルをもみ消すためにカートマンを自殺に見せかけて殺す。
一方、「センテンスプリング」の犯人はネズミだった。名前はウィキリークス。かつてクラスで飼っていたネズミ・レミウィンクスの兄だった。
レミウィンクス回はミュージカルが楽しい。ホビットパロらしいが詳しくはない。吹き替え版の歌が聞けなくなると考えると寂しい限りだ。カタタフィッシュが好き。
S16EP6『恐怖のジップライン』

春休み最後の日。思い出作りのためにジップラインを初体験しに出かけるスタン、カートマン、カイル、ケニー。だがそこにはツアーグループという地獄が待っていた。おまけにジップラインは想像を絶するつまらなさ。そうこうするうちにカートマンはお腹下し事態はどんどん悪化していく・・・(WOWOWオンデマンドより引用)
プールでおしっこするよね?とか、ぶっちゃけクラブ活動のスポーツってつまんないよね?みたいなサウスパーク制作陣の楽しい問いかけシリーズ。今回はツアーグループでの体験学習ってつまんないよね?。遅刻してくるカップルやいちいち解説を始めるせいで全然本題に入らないガイド、「手短にいうと」を5、6回言うジジイなど、多分トレイらもこういう経験したんだろうなと思わせるような解像度。
極めつけのジップラインは全く楽しくない。ドキュメンタリー風味が良かった。それにジップラインで終わるだけじゃなく、どんどんドライブしていくのがサウスパークのいいところ。最後の実写パートで爆笑したし、ドキュメンタリーのごとくその後…の話をし始めて笑った。
S19EP8~『ジミーの学校新聞』『広告の陰謀』『ポリコレ校長 最後の正義』

ポリコレ校長は学校新聞に「ノータリン」の言葉があるのを見て激怒。だが編集長がジミーであることを知り、奥歯に毛布が挟まったような物言いに。だがジミーは権力に屈せず新聞を発行し続け、学校での配布が禁止されると各家庭に配達。ネットでニュースを見ていた大人たちは広告に疲れ果てており、紙の新聞の良さを再発見。ジミーの新聞は大人気になるが。(WOWOWオンデマンドより引用)
広告三部作。シーズン19はウォーク代表的なポリコレ校長がサウスパークにやってくるところから始まる。ポリコレ校長は社会正義を振り回すことに悦に浸ってるタイプのウォークで、倫理的正しさとかを理解してるタイプではない。そこでぶつかるのが障害者ジミーが侮蔑用語を使っているという状況。雑魚リベラルは「I have black friends論法」に対処する事ができない。
サウスパークの面々が広告入りの新聞:提灯記事にうんざりしている中で広告は新たな道を見つけていた。それは広告人間の誕生。シーズン冒頭から出ていたキャラ・レスリーは実は存在しない人間だった。広告が最終的には人の形をし始めるだろうっていう示唆が面白い。確かにお出しされる広告より知り合いの口コミとかを信じたくなる気持ちはあるわ。
最終話の展開が笑った。スタン一家や街の人がお互いに秘密を抱えて疑心暗鬼が進んだ状況で一触即発。そこでスタンのママが銃を突き出して思いのままを全て語る。それに対してスタンのパパやスタンも銃を突きつけて本音を語り始める。すると、お互いに「なんか分かり合えたね」という感じになって解決する。銃を出すほど切羽詰まっているのに初歩的な対話で秒で解決する感じが可笑しい。馬鹿馬鹿しすぎて楽しい。
細かなディティールも結構よく、「記事って見てるうちにどんどん他の関連記事が気になってジャンプしまくってるうちに最初の目的を忘れちゃうよね」っていうのを当てはめて、スタンたちが問題解決のために奔走してるはずが気がついたら美味しいアイスを食べちゃってたとかのシーンで笑った。あと、ジミーに対して誰かが「変わってるわね」という度にジミーが「障害者って言ってくれていいっすよ」と訂正するのも面白かった。
ポリコレ校長は最終的に「ポリコレのあり方」について再考することになる。ただ馬鹿にして突き放しまくるサウスパークからトランプ2期以降のサウスパークへの変化を若干感じた。
S21EP2『スマホを捨てよう』

北朝鮮のミサイル実験に怯えるトゥイークは、学校で絶望的な歌を発表する。ハイディと別れたはずなのにまだ付き合っている様子のカートマンは仲間からの追求に「ヨリを戻さないと自殺すると言われた」と説明。しかし実は自殺をほのめかしてヨリを戻させたのはカートマンの方だった。(WOWOWオンデマンドより引用)
シーズン20は21に続いて全エピソードが地続き、トランプ大統領をギャリソンで代用、カートマンに彼女ができるとかの理由で不評は多め。そんな中、このエピソードの中の挿入歌、「スマホを下ろして」は好評なイメージ。
北朝鮮のミサイル実験に怯えるトゥイーク。ボーイフレンドのクレイグは解決策を提示したりするものの、怯えてばかりのトゥイークに嫌気が刺し始める。割とリアルなカップルの危機。トゥイークは北朝鮮にミサイルを飛ばされないようにするため、カップケーキを金正恩総書記に送ったりする。しかし、ギャリソン=トランプがTwitterでトゥイークのカップケーキにはクソが入ってていてこれはアメリカによる勇敢な攻撃に他ならないなどと嘘八百で威張り散らす。トゥイークはどんどんピンチになっていく。落ち着くためにハンドスピナー回したりしてるのが可笑しい。

クレイグがたどり着いた結論はトゥイークの不安を「共感」することだった。解決できない問題だけど、一緒に不安を感じる。それだけで良かったのだった。詳しくは『ブゴニア』の感想に書いた。
同時に進んでる裏のエピソードではスマホのながら運転で子供が死にまくるという内容。ラストの「スマホを下ろして」の歌は是非聞いてほしい。「大統領になったならスマホなんて見るな」という至極真っ当すぎるが現アメリカ大統領に伝わってない歌詞がいい。写真載っけてるが、ながら運転のせいで死んだ子供達への哀悼でケニーがめちゃくちゃさらっと死んでて笑った。名前すら出さず、亡くなったその他大勢扱いされてるのがほんと、爆笑した。
S26EP4『AIは全てを救う』

AIを使ったズルが学校でバレて、スタンは動揺する。(WOWOWオンデマンドより引用)
ChatGPT回。ガチで懐かしい。スタンはウェンディからの返事がめんどくさくてうまいこと返す方法を思索するうちにクライドからChatGPTの存在を聞く。クラスで全員がChatGPTを使っているとレポート等に使った時に怪しまれるのでスタン、クライド、バターズ、カートマンの中で秘密協定を結ぶ。
ChatGPTは知らないうちにウェンディとめちゃくちゃ深めの会話をしてたっぽく、スタンは汗汗。デートで「昨日言ってくれたこと、嬉しかった」と泣き始めるウェンディを見るが、ガチで何を送ったかわからないスタン。そしてどんどん大ごとに。
AI判別へのめちゃくちゃ原始的な方法が面白かった。今やChatGPTですら性能が怪しまれ、最近Soraも実質サービス終了した。AIは役に立つと思うが、現状はどう考えてもオーバーテクノロジーよね。法整備が待たれる。が期待するだけ無駄かな。これいうの2回目だわ。
これにてひとまず終了。配信済みのやつはほぼほぼ見た。穴は抜けてるけどそれはまたいつか。さらばサウスパーク。サウスパークよ。そして世界へ。