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【感想】『ダークアベンジャーズ:アセンブル』/悪のアベンジャーズが現れちゃったよ〜

  タイトル:ダークアベンジャーズ:アセンブル

  ライター:ブライアン・マイケル・ベンディス

アーティスト:マイク・デオダート

    形態:アメリカンコミック

  既か未か:未

 

『ダークアベンジャーズ:アセンブル』読んだ。

 

久しぶりにアメコミ読んだ。ダークアベンジャーズはずっと読みたかったので手に入って嬉しい。

一応アメコミについての雑解説を入れておくと、日本で買えるアメリカンコミックは大抵の場合、単行本形式ではない。イメージ的にはコンビニに置いてあるこち亀の「〜回まとめ」の冊子に近い。つまり俺はダークアベンジャーズ編まとめのコンビニコミックを買ったわけである。そんでもってマーベルについて解説しておくと、マーベル社は(DCもそうなのかな?)掲載コミックが基本的に同じ世界観を共有しており、年一くらいで掲載されてるキャラクターたちが一堂に会するクロスオーバーが行われる。まあまさにMCUみたいな感じよ。そのクロスオーバーのコミックを買った形になる。多分。

今まで読んだことあるクロスオーバーはハウスオブMとワールドウォーハルク。あとは最近AXEも読んだ。シビル・ウォーとインフィニティガントレットも読んでたわ。全部そこそこ面白かった。

アメコミの楽しみ方は基本的には俺が忌み嫌ってるはずの推し活行為に近い。内容がほとんどの場合魅力的なキャラが出てきてわちゃわちゃするだけに近いからだ。まあガッツリ例外はあるけど(ウォッチメンとか)、何か、求めるものがあれば映画の方を見た方がいい。まあ頑張って何かを手に入れること自体は可能である。いうてもAXEとかはテーマ性も面白かったし、そういう意味ではシビル・ウォーもそうだったな。流石に映画の方が優れてるが完全に互換性があるとは言えない魅力がコミックにもある。積ん読しているハウスオブXも面白い可能性が高い。

 

ただ!そんな中で!今回の『ダークアベンジャーズ』は完全に推し活。まずこの一冊で終わらねえからな。一冊で終わらない系のアメコミは確かに多いが、それでも邦訳コミック内で一応の決着をつけることが多い。ガッツリ途中で終わるのは今作が初めてだった。いうてバットマンのフクロウシリーズとかは一冊一冊は途中で終わるが、それは言わずもがな、「続き」が発売されてるからだ。ダークアベンジャーズは探した感じなかった。ここからいきなり『シージ』に行くのか?

まあ良くわからんが読んでて楽しかったので、それが推し活なのでとりあえず感想書きます。珍しくキャラ萌え的なことを書いていこうかな。

 

ネタバレあり

 

スクラル星人の侵攻後、次々と失脚するアベンジャーズのヒーローたち。その後釜に収まったのがノーマン・オズボーンだった。かつて、グリーン・ゴブリンとして悪行の限りを尽くしたノーマンだったが、スクラルの女王を討ち取ったことから一夜にして英雄に奉られる。ノーマンはこれを好機に捉えシールドを解体して後続組織の長官となり、新たな計略に打って出る。ノーマンはアベンジャーズを結成した。

 

シークレットインベージョン後の話らしいがもちろんのこと読んでない。まあ正直、トニーが糾弾されてるらしいこと(いつも通りだ)さえわかってれば話はすんなり入ってくる。本コミックで書かれるのはダークアベンジャーズ結成〜初任務までだ。

こんなコミックの感想を読むくらいの人なら知ってると思うが、グリーンゴブリンといえば、スパイダーマンのライバル。実写版でも度々出てくる悪人だ。一時期はスパイディのライバルはヴェノムのイメージだったが、ヴェノムがヒーローに?なるにつれゴブリンのお株も戻ってきた気がする。『アメスパ2』とかを見てる人とかにはお馴染みだが、ネームドキャラ・グウェンをぶっ殺したヴィラン。そんなノーマンが祭り上げられてる状況。

 

ノーマンはそんな感じで悪事ばっかりやっていたため、ヒーローの信頼を得ることができない。そこでとった方法は悪人、犯罪者にアベンジャーズの格好をさせるということだった。ミズ・マーベル(MCU版のキャプマに近い?)のふりをしたムーンストーンやホークアイのふりをしたブルズアイなど。あとはピュアなやつを引き入れてる。万年不安定のセントリーやがちで戦いしか頭にない男・アレスなど。そしてアイアンマンやキャップの象徴性を引き継ぐべく、ノーマンは鋼の愛国者・アイアンパトリオットを名乗ることに。

正直このコミック内ではノーマンの真意がいまいちわからない。ノーマンはヒーローになりたいのか、人助けをしたいのか?それとも裏に何か企みがあるのか?割とガチでよくわからん。一応カバル(イルミナティの悪版)の会合シーンがあるので多分悪いことするつもりなんだろうな。

ただ、ノーマンは曲者揃いすぎるダークアベンジャーズメンバーやカバルメンバーに頭を抱えて頑張っており、結構同情的な感じである。元悪人だらけということに加え、その粒度はガチサイコのブルズアイから小心者マック・ガーガン(だと思う、多分)、さらに普通に自分達がヒーローだと思ってるアレスなどややこしいことこの上ない。実際小突き合いも起こっている。そして戦いで亡くなったセントリーに胸を痛めたりと、「頑張れ!ノーマン」感があるのも事実。普通にキャラ萌えとしては楽しいが一作品的にはあかんと思う。

 

冒頭の仲間集めのシーンはめちゃくちゃ楽しい。まず、俺は偽物系と有り合わせでなんとかする系(ザ・ボーイズみたいにこっちの手段が少ない中でなんとかやりくりする感じ)が好きなのでその二種が集まった本作がおもんないわけがない。上記以外にはウルヴィの息子のダケン君にウルヴィのふりをさせて、(多分)マック・ガーガンのヴェノムがスパウディのフリを。あとは普通に全然知らんやつだが、マーベルボーイがキャプテン・マーベルの格好をする。そうやってアベンジャーズを結集する中で何かが足りない。それはチームの象徴だ。ということでアイアンマンとキャップの豪華2頭取りを披露する形でのアイアンパトリオット。アイアンパトリオットはガチでかっこいい。実写でウォーマシンv2くらいで済ませられたのがガチで勿体無い。実写は青ベースだが、っぱコミック版よ。アイアンマンとキャップを宿した赤と青のスーツがいいんすよ。これが暗い背景でめちゃくちゃ映える。これは明らかに狙ってると思うんだが、本作内の時間は常に夕方か夜。少なくとも明るい太陽光は映らない。これがノーマンの本性を如実に表してていい。ノーマンの本性だけじゃなく、ダークアベンジャーズの顛末を示してるのかもしれない。

 

チームものということで正直ダークアベンジャーズのキャラは絶妙に立ちきってないんだが、ブルズアイが徹頭徹尾サイコパスなのはすごい良かった。魔女と戦っている最中、ヴェノムが催眠されてブルズアイに攻撃してしまう。戦いが終わった後に謝るヴェノムだが、ブルズアイは「ぜってぇ殺すからな」という温度感。メンバーのえっちを歯磨きしながら目撃するとこもキモくて良かった。

 

任務に関してはラトベリアでのドゥームの手助け。敵のモーガン・ル=フェイはマーベルスナップでしか見たことなかった。セントリーはやっぱ最強のかませみたいなとこあるな。死んだと思いきや実は生きてたが、割とどうでもいい。正直、チームの奴らの改心とかにもあんま期待してないし、もちろんそのそぶりは見せないのでちょっと実働には興味ないな。

 

メンバーとしてはみんな好きなのでフィギュアとか集めたいところ。実写でも見たいね。現状サンボルが完全に善の方向を向いたチームなのでジモとかいれた悪人チームを作ってほしい。だが、ガチの悪人がのさばる現代社会ではそんなもの作りづらいという事情はあるだろうし我慢はする。

 

今調べた感じ、続編は一応あるっぽい。ただ手に入れ方がわからんのでとりあえずブックオフ徘徊生活に戻るか。そんな感じ。あとマーベル・スナップのダークアベンジャーズシーズンがめちゃくちゃかっこよかったので載せる。